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オオムギ糊粉層細胞表層におけるジベレリン酸受容体の検索

Research Project

Project/Area Number 08780667
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cell biology
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

鷲尾 健司  北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助手 (50241302)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords植物ホルモン / ジベレリン酸 / オオムギ / 種子発芽 / 澱粉層 / 受容体 / 原形質膜 / イネ
Research Abstract

澱粉性穀物植物はその種子発芽の際、植物ホルモンであるジベレリン酸(GA)を合成・分泌し貯蔵物質の分解利用に関与する加水分解酵素群の合成を誘導することが知られている。本研究ではこの種子発芽に関わる生理現象に着目し、植物ホルモンの作用機序を明らかにすることを目的とした。
GAの受容体はその作用組織である澱粉層細胞の原形質膜上に存在することが、微量注入法を用いた実験などにより示唆されている。そこで本研究ではオオムギ澱粉層細胞表層を認識する組換えファージ抗体発現ライブラリーを構築し、発現抗体とGA受容体が相互作用することにより示される生理活性の変化を指標としてGA受容体を免疫分子細胞学的に同定することを試みた。実験材料としてオオムギ澱粉層細胞より原形質膜画分を大量かつ高純度に単離することが必要であり、これには水性2層分配法とショ糖密度匂配分離法を併用することにより比較的純度の高い原形質膜画分を得ることができた。この原形質膜画分より調製したアジュバントをマウスに対して免疫操作を施し、常法に従いファージ抗体発現ライブラリーを作成した。このライブラリーより調製した一価性抗体は対照区に比べて著しくGAの効果を抑制することが確認されたため、GA受容体を認識する抗体を発現する組換えファージがライブラリー中に存在することが予想される。現在、このGA受容体を認識する抗体を発現する組換えファージを単離するための実験手法を模索している。
この実験と並行してGA応答性遺伝子の発見制御機構に関する研究も進めており、研究成果の一部は国際的学術雑誌であるMolecular Gene Genetics誌に受理され掲載準備中となっており、また日本植物生理学会は1997年度年会にて研究成果の概要を口頭発表した。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K. Washio, K. Ishikawa: "A/T-rich sequences confer responsiveness gibberellins on the promoter of a rice gene for a type III carboxypeptidase." Molecular Gene Genetics. (in press). (1997)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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