Project/Area Number |
08780739
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurochemistry/Neuropharmacology
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
勝部 憲一 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (20233760)
|
Project Period (FY) |
1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | トリ / 神経発生 / RNA |
Research Abstract |
現在Nac遺伝子3'非翻訳領域については幾つかの断片を作成してレトロウイルスベクターRCASに組み込み、ニワトリ初代培養線維芽細胞にトランスフェクションを試みている。 さらにNeu遺伝子の3'UTRがRNA不安定化と関連するならその機能予測をするために5'領域の構造を解析することが不可欠である。そこで我々は5'RACEをおこない今までクローニングされていなかったNau遺伝子の上流部構造をあきらかにすることを試みた。その結果今までの仮定していた翻訳領域より上流にもう一つ仮想翻訳領域が存在することが見いだせた。塩基配列の相同性比較解析からこの配列はマイクロチューブル安定化因子STOP^★ Stable tubule only peptide中央部と部分的に似ていることがわかった。クローンによって翻訳相当領域上流部の配列が異なり、STOPとよく一致するものとまったく相同性がない領域を含むものがあった。いずれのクローンもSTOPとは3'非翻訳領域が全く異なっている。Nau遺伝子はその発生における発現部位からある種の神経細胞の軸索形成初期過程と関連していると予想していたのでSTOP類似遺伝子としても機能的に矛盾はない。現在このNau遺伝子がSTOP遺伝子とどのような関係か知るためにウズラGenomic DNAでサザンブロット解析をしている。またこの二つの翻訳領域が現実に存在するならばそれが長大な3'非翻訳領域とどのような関係があるか検討している。以前から予想しているCys繰り返し配列のある仮想翻訳領域とこのSTOP相同領域が実際に蛋白に翻訳されるかどうか知るために抗体作成を検討しており、大腸菌発現ベクターpGEXで融合蛋白を作成中である。
|