ニワトリ視蓋で層選択的に分布する細胞表面シグナルの研究
Project/Area Number |
08780755
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurochemistry/Neuropharmacology
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
山形 方人 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (00202375)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 神経発生 / シナプス形成 / ニワトリ / 網膜視蓋投射 / モノクローン抗体 / 網膜 / レトロウイルスベクター / ウズラ |
Research Abstract |
網膜神経節細胞は、形態、神経化学、およびシナプス結合の様式から区別できるサブセットからなっている。ニワトリでは、それぞれのサブセットの網膜神経節細胞から伸長する視神経は、視中枢である視蓋の15層のうち、それぞれ異なった1つの網膜受容層にシナプス結合する。これまでの研究より、網膜神経節細胞サブセットとこれらの標的層(B,D,F層)の間には、化学親和的な相補的なキューが存在するものと想定されてきた。本研究課題では、視蓋で網膜神経が入力する層を特異的に染色するモノクローン抗体を作製した。特に代表的なモノクローン抗体であるTB5,TS2,TB4は、それぞれB,D,F層を特異的に染色した。F層を染色するTB4は、網膜神経節細胞のサブセットにも選択的に発現するが、これはF層特異的に神経結合している網膜神経節細胞サブセットに相当する細胞であることが判明した。つまり、TB4抗原を発現する網膜神経節細胞サブセットからの軸索輸送が、F層選択的にTB4抗原が分布する原因であると考えられた。TB4抗原をcDNAクローニングなどにより同定した結果、細胞膜-細胞骨格間を結合するのに働くタンパク質エズリンであった。これまで、網膜神経節細胞のサブセットに特異的に発現している分子としては、いくつかの転写因子、神経伝達物質、およびその受容体が知られているが、細胞骨格分子としては初めてのものである。エズリンは、細胞認識に関わる分子を裏打ちする分子であるので、層選択的に分布する細胞表面シグナルのレセプター分子との密接な関連が考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)