胎仔神経細胞の非分裂化におけるfos/junの役割とその発現細胞の分離・培養
Project/Area Number |
08780763
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neuroscience in general
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
下川 哲昭 群馬大学, 医学部, 助手 (90235680)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | AP1 / fos / jun / Fluorescent probe / Detection method |
Research Abstract |
胎仔神経細胞におけるfos/jun発現細胞を分離・培養するために、まず株化細胞(PC-12)を用いて目的であるfos/jun発現細胞の同定法を開発した. [1]蛍光ラベルしたAP-1 DNA断片の細胞導入 ラットc-jun遺伝子のプロモーター領域からAP-1 site(5'-TGACTCA)を含むDNA断片を調整し、臭化エチジウムで蛍光標識した。これをFos/Jun検出のプローブとしてカチオン性リポソームを用いてPC-12に導入した。(交付申請書「研究実施計画」の[2]に相当) [2]蛍光顕微鏡下でのFos/Jun蛋白質発現細胞の同定 発ガンプロモーターの一つであるphorbol-ester(phorbol 12-myristate 13-acetate,PMA)を[1]の処理をした培養液に添加し、Fos/Jun蛋白質を強制発現させた。Fos/Jun蛋白質を発現している細胞と発現していない細胞を区別するために、蛍光の核内への集積の有無を指標として励起波長488nmにて核内で蛍光を発している細胞の同定を試みた。その結果、無処理の細胞では蛍光DNAプローブの核への集積は認められなかったが、PMAを添加しFos/Jun蛋白質を強制発現させた細胞は核内に強い蛍光が観察された。このことは蛍光DNAプローブを用いた本法がFos/Jun蛋白質発現細胞の同定に有用であることを意味する。(交付申請書「研究実施計画」の[3]に相当)
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)