Project/Area Number |
08780778
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neuroscience in general
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
近藤 保彦 日本医科大学, 医学部, 助手 (00192584)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 雄ラット / 延髄 / 縫線核 / セロトニン / 性行動 / 勃起 |
Research Abstract |
雄ラットを発情雌の金網越しに置くと自発的な勃起が生じ、我々はこれを非接触性勃起(NCE)と呼んでいる。このNCEはセロトニンの合成阻害剤pCPA投与によって促進され、セロトニン神経系による抑制性の制御機構が予想される。そこで我々は、セロトニンニューロンの起始核の一つである延髄不確縫線核(ROb)の破壊を雄ラットに施し、性行動とNCEに対する影響を見た。ROb破壊を施すと、発情雌との性行動テストにおいて、総マウント数に対するイントロミッション(ペニスの挿入を伴うマウント)数の比であるイントロミッション比は有意に低下し、勃起能が障害されたことを示したが、NCEテストでは逆に潜時が短くなり、促進されることがわかった。これらのことから、RObに起始するセロトニン神経系は、性行動場面の勃起とNCE場面での勃起とで異なる作用を及ぼしていること、そして勃起を引き起こす神経回路は複数存在し、様々な場面や状況により異なるものが働いていることが示唆された。
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