Project/Area Number |
08780838
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
長崎 幸夫 東京理科大学, 基礎工学部, 講師 (90198309)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ヘテロポリエチレングリコール / ヘテロコンジュゲート / タンパク質修飾 / ワクチン / アジュバント / タンパク質医薬 / 標的指向性 |
Research Abstract |
近年、種々の生理活性物質を結合させることにより、新しいあるいはより高次の機能を創成するバイオコンジュゲート化学が盛んになりつつある。ポリエチレングリコール(PEG)はその溶解性、生体不活性等の特異的機能性により、タンパク質の抵抗原化や生体適合性表面の創成などに広く用いられてきている。現在までに用いられてきたPEGは片末端あるいは両末端に同種の官能基を有するセミあるいはホモテレケリックPEGが主流であった。筆者らはさらに高次の機能を兼ね備えた材料設計を目指して両末端に異なる官能基を有するPEG(ヘテロPEG)を容易にしかも定量的に合成する方法を検討してきた結果、いくつかのヘテロPEGの新規合成法を見いだした。これらヘテロPEGは高分子ミセル型ドラッグキャリヤ-表面に反応性基を導入できるため、糖鎖や抗体等標的指向性ユニットを導入できるだけでなく、蛋白とDNA等異なる生理活性物質のヘテロコンジュゲート等への応用が期待できる新しい材料である。実際、アルデヒド基を片末端、水酸基、カルボキシル基、メルカプト基或いはメタクリロイル基等を他末端に有するヘテロPEGをトリプシンインヒビターやリゾチームなどに一方の末端のみで結合させることにより、自由末端に官能基を残存した状態でタンパクコンジュゲートの調製が可能となった。これらのコンジュゲートはTOF-MASSによって精密な解析を行った。これら材料はアジュバント用材料の分子として期待できる。現在、その特性に関しても追求を進めている。
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