Project/Area Number |
08780844
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
杉本 直三 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 室長 (20196752)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 医用画像処理 / 3次元画像 / 画像の重ね合わせ / 核医学 / 心血管造影像 |
Research Abstract |
昨年までに試作してきたシステムの使用経験をもとに、開発システムにおいて必要な用件を洗い出した。その結果、冠動脈造影像からの冠動脈像の3次元再構成の部分に手間がかかる場合があり、実用的でないことがわかった。このため、本年度は重ねあわせ表示システムの全体構成よりも、冠動脈像の3次元再構成の部分の省力化を中心に研究を進めた。具体的に以下を行った。 1.SPECTおよびPETから計算機へ画像データを転送する方法を確立した。ただし、これらの撮影装置はバ-ジョンアップの可能性があり、その際には再確認が必要である。 2.複数組みのバイプレーン造影像を基に冠動脈像の3次元再構成を自動的に行う手法について検討した。これまで、1組みのバイプレーン造影像を基に半自動的に冠動脈像を再構成するシステムを試作してきた。しかしながら、3次元空間を複雑に走行する冠動脈の走行を2方向の造影像のみから再構成するには、人手を用いても非常に困難な場合がある。そこで、複数方向の撮影像を用いることにより、その点を自動化する手法を検討した。複数撮影方向の像を用いるためには撮影系のパラメータを知っておく必要がある。そこで、冠動脈の3次元再構成と撮影系のパラメータの推定を同時に行う手法を検討し、自動化の見通しを得た。 3.PETおよびSPECT像からの心筋部位の抽出法について、これまでの試作システムで新たな症例の処理を行い、有効性を確認した。 4.心筋像と冠動脈像の重ね合わせ法について、これまでの試作システムで用いてきた手法を改善した。具体的には、最適化の計算部分を改善して計算時間の短縮を実現した。また新たな症例での重ねあわせを実現した。
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