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保存を目的とした服飾民俗資料の記録方法の研究-アイヌ衣服を例として

Research Project

Project/Area Number 08871037
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 文化人類学(含民族学・民俗学)
Research InstitutionShowa Women's University

Principal Investigator

武田 昭子  昭和女子大学, 文学部, 助教授 (50124326)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords土佐林コレクション / 実測図 / 損傷図 / 布剥ぎ図 / 縫製方法 / 劣化表 / 保存位置 / 修復処理
Research Abstract

1.図化→土佐林コレクションの代表的な衣服を、5分の一の縮小で図化して、切り伏せ、刺繍の位置、布剥ぎ位置、縫製順序を記録した。
2.衣服全体、布地の様子、縫いの状況の観察と記録→布地の様子、縫いの状況は、拡大カメラで観察しながら、ビデオプリンター、カメラで記録した。衣服によっては、かなり小さな布片を剥ぎ合わせているものもある。基本的には、左右対称の剥ぎを原則としているが、布が足りないときは、適宜応用している様子が伺われる。また切り伏せは大きな布は使わず、小布をうまく使いこなしている。中には、かなり劣化した生地の良い部分だけ取って使用したと思われるものもあった。
3.劣化の観察と記録→劣化表を作成し、部位別の損傷内容を個々に把握した。このコレクションは本学に収納された際に、クリーニングに出されている。汚れが比較的顕著でないのはそのためである。しかし、折ってたとう紙に収納されているので、皺、折れがかなり見受けられる。当初より劣化した絹地を使って仕立てているものもあるので、収納方法による劣化の促進が懸念される。
4.本コレクションの劣化の特徴→コレクションをつぶさに観察していくと、日々の生活の中で作られ、着用され伝世したものであることがわかる。劣化表を今後パソコン処理し、全体の傾向をより鮮明にする必要がある。今後全コレクションの劣化表を作成し、他のアイヌ衣服とも比較し検討していきたい。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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