Project/Area Number |
08871043
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
考古学(含先史学)
|
Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
大沼 克彦 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (70152204)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 頁岩 / 細石刃 / 加熱処理 / 押圧剥離 / 実験剥離 / 美利河1遺跡 / 角二山遺跡 / 恩原2遺跡 / ピリカ遺跡 / 恩原遺跡 |
Research Abstract |
平成9年4月から10年3月にかけ、以下の研究をおこなった。 1.平成9年7月28日から8月2日にかけ、北海道の北見市(広郷遺跡、中本遺跡)、白滝町(白滝遺跡)、千歳市(柏台遺跡)の発掘現場を訪れ、出土細石刃資科を実見し、加熱処理に関して現地研究者と討論した。 2.平成9年8月12日から14日にかけて山形県地方を訪れ、旧石器時代に用いられていたものと同類の良質頁岩を採集した。採集地点は、犬川上流(米沢市近郊)、誕生川上流(米沢市近郊)、大入間川(寒河江市近郊)、最上川高瀬山地点(寒河江市近郊)の4ケ所である。この際、大沼が主宰する石器技術研究会の諸氏の協力を得た。 3.非加熱頁岩と加熱頁岩の両者から細石刃を剥離した。この際、石器技術研究会諸氏の協力を得た。 4.平成9年12月20、21の両日、北海道札幌市の札幌学院大学で開催された「第11回東北日本の旧石器文化を語る会」に参加し、加熱処理に関して東北日本の研究者と討論した。そして、研究会場に展示されていた細石刃資料の中に加熱を施されている資料を数例確認した。 5.研究協力者・御堂島正氏により、珪質頁岩の加熱後表面変化を観察した。 6.研究協力者・丸山茂徳氏により、珪質頁岩の加熱後内部変化を顕微鏡で観察した. 7.平成8年度と9年度におこなった研究の成果報告書(A4判:冊子体)を平成10年4月付で作成する予定である。
|