Project/Area Number |
08875005
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied materials science/Crystal engineering
|
Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
国府田 隆夫 日本女子大学, 理学部, 教授 (50010715)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 雅江 日本女子大学, 理学部, 助教授 (30060677)
|
Project Period (FY) |
1996 – 1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | コロイド粒子 / ラテックス / 電気流体 / 電気粘性流体 / こう分子微粒子 / コロイド |
Research Abstract |
標記の研究課題に関する平成9年度の研究実績の概要は次項のごとくである。 [1] 数ミクロンの粒径のラテックス・コロイド粒子を超純水に分散させた試料を用い、金属電極を付着させたカラス板の電極間隙(1mm)に試料液を滴下して、電極に種々な電圧と周波数の交流電場を印加したときの粒子の運動を顕微鏡で観察し、電場を印加してからの時間変化をビデオ録画した。その画像から、電場によって種々なサイズの粒子集合体が形成される様子を定量的にグラフ化した。電場印加により各孤立粒子に電気双極子モーメントが誘起され、粒子間に異方的な相互作用(双極子・双極子相互作用)が働く。それに伴って、最初は少数個の粒子が電場に平行方向に連結した集合体が生じるが、時間経過とともに集合体の連結により永い鎖状構造に発展する。その際のダイナミクスを、粒径、濃度、電場強度、電場周波数を変化させて、定量的にグラフ化し、電気流体としてのラテックスコロイド懸濁液の基本的特性を実験的に解明した。 [2] 2次元三角格子モデルに基づき、有限の温度で双極子・双極子相互作用を及ぼし合っている粒子系のダイナミクスを、モンテ・カルロ法による計算機シミュレーションにより調べた。その結果は、半定量的に上記の実験結果と一致することを明らかにした。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)