Project/Area Number |
08876046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Irrigation, drainage and rural engineering/Rural planning
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
林 静夫 九州大学, 熱帯農学研究センター, 助教授 (00038316)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 渇水 / 干ばつ / 期間降水量 / 少雨量 / 設計降水量 / 降水量(月) / 水不足 / 降水生起率 |
Research Abstract |
"渇水"の発現過程を降水量を入力として解析を行う。渇水の発現は、少雨量に一義的な要因がある。過去の数十年間の降雨履歴に基づいた少雨現象について、その発生機構を水文気象学的に考察するとともに、少雨の統計的な出現傾向を明らかにし、少雨発現の予測手法およびその対策手法を見いだし、解析を行うことが目的である。 わが国の主要都市を対象に50年(N年)以上継続した降水量データ(旬,月)を収集し、少雨量に着目した時間的な経緯の状況(「期間降水量」の概念を導入(提案))を解明し、その統計的な結果に基づいた渇水に関する予測手法を提案する。ここに、「期間降水量」を、任意の旬あるいは月を起点として、連続する任意の期間(1,2,...,n旬あるいカ月)の積算降水量と定義する。こうして求めた同じ起点の同一期間降水量をN年間の標本(変量)として、その発現確率あるいは頻度によって、少雨量の発現情報が得られる。 また、供給水量の確保という立場から、貯水量については一定の必要「設計降水量(水位)」(あるいは、「基準降水量(水位)」)を仮定し、この値を基準として渇水に関する時間的な発展・発達過程や減少・回復過程を究明し、少雨のDepth-Duration関係による解析を行った。
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