Project/Area Number |
08876063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
羽柴 輝良 (羽紫 輝良) 東北大学, 農学部, 教授 (20189476)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | モノクロナール抗体 / 特異タンパク質 / 免疫グロブリン / 菌体内Ig様タンパク質 / 拮抗タンパク質 / 宿主認識遺伝子 / ロイシンリッチリピート / LRR |
Research Abstract |
新規タンパク質のC末端部のアミノ酸LSGLDRLPEの次のロイシンリツチリピート(LRR)を2,3,4,5,6,個それぞれ連結させ、宿主大腸菌(MN522)のコンピテントセルに連結させ、融合タンパク質を発現させた。デザインタンパク質とGSTの融合タンパク質を抗原として、モノクロナール抗体の作成を行い、最終的にそれぞれ、N末端側を認識する抗体を産生するクローンを得た。得られたモノクロナール抗体を用いて、抗体性誘導の検出を行った。新規タンパク質は2次抗体(ウサギ、ヒト、マウス、ヒツジ)のみの処理でも反応した。このことから、2次抗体を用いず、1次抗体にピオチンをラベルし、標識アビジンで検出する系を確立して、特異タンパク質の検出を行い、特異シグナルを得た。また、本蛋白質は免疫グロブリン(Ig)のH鎖(heavy chain)の可変領域(variableregion)と24%のホモロジーを示したこと、さらには、上述したように2次抗体のみとも反応する事から、Rhizoctoniasolaniの菌体内ではIg様タンパク質が作られていると推定された。R.solani以外の病原菌ではIg様タンパク質が検出されないことから、なぜR.solaniで動物にみられるIg様タンパク質が発現しているのか、またこのIg様タンパク質は抵抗性に関与しているのか、興味が持たれる。
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