In Situ PCR 法によるPACAPレセプターサブタイプの機能形態学的解析
Project/Area Number |
08877005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
塩田 清二 昭和大学, 医学部, 講師 (80102375)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | PACAP / レセプター / 小脳 / Insitu PCR |
Research Abstract |
PACAP(Pituitary Adenylate Cyclase Activating polypeptide)はヒツジの視床下部から抽出されたアミノ酸残基38個のペプチドであり、免疫組織化学法および遺伝子組織化学法によりPACAP含有神経は視床下部のみならず広く脳内に分布していることを我々は明らかにした(Shioda and Nakai,1996)。PACAPに特異的なレセプター(TypeIPACAPレセプター)の_cDNAがクローニングされ、膜7回貫通型のGタンパクカップリング型であることが最近分かった。我々は、このTypeIPACAPレセプターに相補的なプローブおよびそのC-末端に対する特異的抗体を作成しラット脳内を詳細に検索した結果、レセプターを発現している神経細胞は前脳から脊髄に広く分布し、さらに精巣や卵巣にまで広く分布ていることを明らかにした(Shioda et.al.1996)。PCR法により、TypeIPACAPレセプターには5つのSplice variantがあり、そのレセプターサブタイプの組織内分布をin situ PCR法で検出することを目的に研究を行った。現在、in situ PCRの装置を用いて神経細胞の分布過程におけるレセプターサブタイプの発現を小脳でしらべているところであり、とくに小脳の顆粒細胞の分化過程に、ある特定のサブタイプ発現のある可能性のあることを観察している。さらに、サブタイプの遺伝子発現とシグナル伝達機構の連関をしらべ、細胞分化におけるサブタイプ発現の機能的意義を追求することを目的に、実験観察を行っていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)