転写膜上での酵素活性を指標とした直接遺伝子クローニング技術の開発
Project/Area Number |
08877032
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山村 博平 神戸大学, 医学部, 教授 (90030882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 茂 神戸大学, 医学部, 助手 (60252003)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 遺伝子クローニング法 / 酵素活性 / ニトロセルロースフィルター / Denature-Renature |
Research Abstract |
我々は、以前よりプロテインキナーゼの酵素活性を指標として蛋白を精製し、部分アミノ酸配列を決定した後、遺伝子クローニングを行ってきた。しかしながら近年、膜フィルター上で失活した酵素活性が復元できる技術が開発され、新しい遺伝子クローニング法へ応用が可能となった。基本原理は、大腸菌から発現ライブラリーで発現させた蛋白を抗体等でスクリーニングする従来の方法をさらに応用し、ニトロセルロースフィルター上で本来酵素活性をもつ蛋白質をグアニジンおよび還元剤処理等によるDenature-Renature法でその高次構造を復現させた後、フィルター上で酵素活性を検出させて目的とするクローンを直接選び出す方法である。この方法が確立すれば既知のあるいは未知の酵素群を直接クローンを選び出すことが可能となり、画期的な遺伝子クローニング法となると考えられる。 予備的な実験において単純なプロテインキナーゼの系では成功している。現在、様々な困難に直面しており開発中である。さらなる創意工夫が実用化への鍵になるものと思われる。この方法が確立し、実用化すれば未知の酵素群を精製せずしてクローニングすることが可能となり、画期的な遺伝子クローニングとなると考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)