Project/Area Number |
08877123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
高上 洋一 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (90197046)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | cord blocd / transplantation / hematopoietic stem cells / CD34 |
Research Abstract |
同種骨髄移植術が唯一の有効な治療法になると考えられる疾患は多い。しかしこれにはHLA適合骨髄ドナーが必要となるため、実際には施行が不可能な患者が多い。このため本研究では臍帯血中に存在する造血幹細胞を採取・凍結保存し、安全に移植術に用いるための手法の確立を目指した。移植術後の造血回復速度は、輸注した幹細胞量に比例する。まず当院で移植した症例で、輸注した幹細胞数やCD34抗原陽性細胞数と移植術後の造血能の回復過程を比較検討し臍帯血幹細胞移植術後の造血機能再構築過程の予測の行い、これを目安に効率的な臍帯血幹細胞の採取・分離・保存法の開発を試みた。その結果、移植に必要なCD34抗原陽性の造血幹細胞数は患者体重1kgあたり2x10^6と判明した。 一回の分娩時に採取可能な臍帯血量は限られるため、極く少量の幹細胞を採取した後に体外で各種の造血刺激因子を含む培養系を用いて増幅させ、移植術後の造血回復を促進する技術の開発を試みた。この培養を効率良く行うために、該当年度では免疫ビーズ法を用いて幹細胞抗原であるCD34抗原陽性細胞を臍帯血から純化する手法を確立し、実際にこのように純化した細胞を用いて安全に移植術が施行できることも臨床例で示した。約30回の臍帯血採取を行い採取手順の確認も行った。この知見に基づいて、現在分注の可能な特殊バッグを作成中である臍帯血幹細胞の新たな応用法として先天性代謝異常症治療を目指した遺伝子治療の研究も行った。その結果、純化臍帯血幹細胞に対するNcoR遺伝子導入効率は、骨髄を使用した場合よりも良好なことも確認した。
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