Project/Area Number |
08877214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐野 俊二 岡山大学, 医学部, 教授 (50235438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 淳 岡山大学, 医学部, 助手 (00271057)
河田 政明 岡山大学, 医学部, 助手 (30177703)
紀 幸一 岡山大学, 医学部, 講師 (90204940)
入江 博之 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (20263585)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | Heat Shock Protein(HSP) / チアノ-ゼ |
Research Abstract |
(目的)チアノ-ゼ性心筋に対するHSP(Heat Shock Protein)の虚血再灌流障害軽減作用について実験的に検討した。 (方法)チアノ-ゼ性ラットとしてFiO2=0.10のHypoxic Chamber内で2週間飼育した10週齢のラットを用いた。13日目に直腸温42度にて15分間のHeat Shockを加えた群をHS(+)群、加えない群をHS(-)群とした。Isolated Working Rat Heart Modelを用い37度15分間の常温虚血とし、大動脈流量・冠灌流量・心拍出量・心拍数・大動脈圧の虚血後回復率を検討した。 (結果)2週間FiO2=0.10で飼育することによりHSPの発現を認めた。また、HS(+)群で大動脈流量・心拍出量の虚血後回復率は有意に良好であった。 (考察)慢性のストレス(2週間FiO2=0.10で飼育)によってHSPが発現していたが、心筋保護効果を示すには至らなかった。(平成7年度、課題番号07671472の研究実績報告書にて、チアノ-ゼ性心筋の、常温虚血に対する抵抗性低下は報告)しかし、Heat Shockを加えることにより、チアノ-ゼ性心筋においても虚血再灌流時の心筋保護効果を認めた。 (今後の研究の展開)1、本モデルでのHSPの発現が右室優位なのか、左室優位なのかを検討する。2、心筋保護液使用時の、HSPによる心筋保護効果の検討を行う予定である。
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