脳動脈瘤の増大、破裂機序:細胞外マトリックスの変動に関する研究
Project/Area Number |
08877225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
永廣 信治 熊本大学, 医学部付属病院, 講師 (60145315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西 徹 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (00264309)
濱田 潤一郎 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (40253752)
生塩 之敬 熊本大学, 医学部, 教授 (20028583)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 脳動脈瘤 / 免疫組織化学 / in situ hybridization / コラゲン / 血管平滑筋 |
Research Abstract |
1 ヒト脳血管と脳動脈瘤における細胞外マトリックスの分布と発現 部検7例から得られた脳主幹動脈と脳動脈瘤手術時に切除した脳動脈瘤32例をcollagen type I,III,IV,V,VIの抗体を用いて免疫染色、type IIIのcDNAを用いてin situ hybridizationを行った。全ての脳主幹動脈のcollagenは脳動脈瘤壁にも保たれていたが、各typeにおいてその分布に特徴的な違いが認められた。脳動脈瘤壁では、type I,IIIは均一に、IV,Vは疎らに分布、VIは主幹動脈にはみられなかった平滑筋層に出現していた。Type III mRNAは、脳動脈瘤に於いて脳主幹動脈に比し高い発現をしていることが定量的に(P<.0001)証明され、動脈瘤壁は自らその壁を補強している事が考えられた[Mimata,Kitaoka,Acta Neuropathologica(in press)]。未破裂、破裂動脈瘤における差異は現時点では見出されていない。 2 ラットに作成した実験動脈瘤における実験 ラットに血流負荷、高血圧処理を行い9-10ヶ月後に灌流固定、脳動脈を取り出して観察した。実験は処置の条件を変えながら6回行った(各群n=15)。至適条件にて40-50%に脳動脈瘤が作成された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)