耳鼻咽喉科領域における粘膜関連リンパ装置の粘膜免疫誘導機構の解析
Project/Area Number |
08877259
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
川内 秀之 島根医科大学, 医学部, 教授 (50161279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 啓介 島根医科大学, 医学部, 助手 (10263542)
片岡 真吾 島根医科大学, 医学部, 助手 (60152667)
柴 宏巳 島根医科大学, 医学部, 助手 (30281760)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1997: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 粘膜関連リンパ装置 / ヘルパーT細胞 / サイトカイン / RT-PCR / 扁桃 / NALT |
Research Abstract |
口蓋扁桃や咽頭扁桃が粘膜関連リンパ装置(MALT)として、他の全身のリンパ組織と異なり、T細胞レベルで選択的に粘膜免疫(分泌型IgAの産生)を賦活しているかどうかを検討するため、ヒト口蓋扁桃リンパ球のリンパ球サブセットのFACS解析ならびにヘルパーT細胞のサイトカイン産生をRT-PCR法によりmRNAレベルで検討した。さらに、蛋白抗原とコレラトキシンで点鼻感作し鼻粘膜にIgA免疫応答を誘導したマウスを用いて、鼻粘膜に動員されたTリンパ球を採取し、細胞分画ならびにサイトカイン(Th1あるいはTh2タイプの)産生パターンをRT-PCR法によりmRNAの発現で検討した。その結果、まずマウスの実験系においては、感作したマウスの鼻粘膜リンパ球において、αβTCR陽性T細胞分画が増加し、さらにγδTCR陽性T細胞も検出され、RT-PCR法による検討では、IL-2,IFN-γ,IL-6,TGF-βの発現が、無感作群のマウスに比べ、有意に増強していた。ヒト口蓋扁桃に相当するNALTのTリンパ球については両分画のTCR陽性細胞が見られたが、サイトカイン産生を含め特に対照群との間に差がなかった。ヒト口蓋扁桃細胞の分画では、ヘルパーT細胞のうち、αβTCR陽性細胞やγδTCR陽性細胞の比率は各患者で異なっていたが、Th1タイプあるいはTh2タイプのサイトカイン産生パターンも一定の傾向はなく、頚部リンパ節のTリンパ球と比べても、特に著明な違いは認められなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)