Project/Area Number |
08877268
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
小児外科
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
桧山 英三 広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (00218744)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 徹 広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (70142338)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | ヒルシュスプルング病 / 発症 / RET遺伝子 / 点突然変異 / polymorphism / 家族集積性 / Endothelin B Receptor遺伝子 |
Research Abstract |
当科及び関連施設で手術し、ヒルシュスプルング氏病と組織診断された兄弟発症例4家系及び散発生の22例の患児およびその両親と兄弟から、informed censentを得た上で末消血を採取しDNAを抽出した。抽出したDNAについてRET遺伝子の1-20エクソン毎に、片側を^<32>Pラベルしたプライマーを用いて購入したPCR装置を用いて増幅し、single strandにした後に、SSCP(single strand comformational polymorphism)用の電気泳動装置で泳動し、異常のスクリーニングを行った。異常バンドが検出されたのは、2家系であった。それぞれ増幅した異常断片を切出しシークエンスにて確認した結果、1家系は父と患児に見いだされたエクソン5の異常であるが、塩基配列に点突然変異が見いだされたが、アミノ酸配列に異常はなく、polymorphismと考えられた。もう1家系はやはり父と患児にみられた異常でエクソン15に認められ、missense mutationの点突然変異であった。後者の症例は本症発症にRET遺伝子異常が関与した可能性が示唆された。しかし、他の家系について異常は検出されず、RET遺伝子異常の検出頻度は2/26(7.7%)であり、RET遺伝子異常のヒルシュスプルング氏病発症に寄与する頻度は高くないと考えられた。そこで、もうひとつの候補遺伝子であるEndothelin B Receptor遺伝子について各エクソン毎に同様にSSCPにて現在検討中であるが、異常は現在のところ検出されておらず、両遺伝子以外の本症発症への関与がうかがわれた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)