Project/Area Number |
08877277
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
中村 修 鹿児島大, 歯学部, 助手 (70128445)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 歯髄細胞 / 象牙芽細胞 / 象牙質 / 骨芽細胞 / 肝細胞増殖因子 / セラミクス / 分化誘導 / ホスホホリン |
Research Abstract |
1.歯髄細胞の採取及びサブカルチャー:体重200グラム前後のWistar系ラットから無菌的に取り出した切歯歯髄を、2本のメスを使ってスライス状に薄切した後プラスチックディシュに付着させ、10%ウシ胎仔血清を含むDMEM培養液中にて培養した。組織片からアウトグロウスしてきた細胞をトリプシン-EDTA処理して回収し、別のプラスチックディシュに播種した。コンフルエントになったら、同様にトリプシン-EDTA処理して継代培養し、適当な細胞数が確保できた時点で、細胞凍結剤と共に凍結保存した。 2.歯髄細胞を導入した多孔性セラミクスの皮下移植: 1.の方法により得られた歯髄細胞懸濁液(5×10^6個/ml)に予めフィブロネクチンをコートした多孔性セラミクスを浸漬し、陰圧にして細孔内に細胞を導入した。これを37℃の炭酸ガス培養器で1時間インキュベート後、同系ラットの皮下に移植した。 細胞感作因子としては、歯胚形成に重要な因子として最近注目を集めているヒト肝細胞増殖因子(HGF)を選び、感作の方法としては細胞培養の際に HGF を添加する方法と、HGFを直接皮下に投与する方法及び親和性を有するセラミクスに予め HGF をコートする方法をそれぞれ試みた。 3.皮下移植したセラミクスの組織像解析: 2.の方法により皮下移植したセラミクスを4週後および6週後に取り出し、常法に従い固定脱灰し、薄折切片を組織染色した。購入したデジタルカメラ(ミノルタ、RD-175)を用いてこの染色組織切片を写真撮影し、画像を整理保存した。
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