In vitro免疫法とパッチクランブ法を用いた歯髄細胞の生体警告系の解析
Project/Area Number |
08877285
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
池田 英治 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (20222896)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 象牙芽細胞 / モノクローナル抗体 / パッチクランブ法 / 歯髄 / in vitro 免疫法 / パッチクランプ |
Research Abstract |
1.象牙芽細胞標識モノクローナル抗体 象牙芽細胞をラベルするモノクローナル抗体の産生に成功した(IgG3種とIgM1種)。これらモノクローナル抗体のラベリングの局在を透過型電子顕微鏡レベルで解明しようと試み、3種で成功した。IgG抗体(1)は象牙芽細胞の細胞質全域を;IgG抗体(2)は表面マーカーで、細胞膜のみをラベルした。IgG抗体(4)は象牙芽細胞細胞質、dendritic cell細胞質、血管内皮細胞細胞質を染めることを明らかにした。 これらの抗体を用いて単離歯髄細胞中で象牙芽細胞を科学的に同定することができるようになった。 2.象牙芽細胞膜の電気生理学的特性 最適細胞外液をはじめ新鮮単離象牙芽細胞を長く生かす方法を検討した。その結果、電極内をHEPE溶液に電極外をりん酸緩衝液(オスモラリティー325)が最適であった。この後、ギガΩレベルのシールを獲得し、シングルチャンネル記録を行った。陰圧あるいは電気ショックを用いても、タフな象牙芽細胞の細胞膜に穿孔することはできなかった。そこで、ナイスタチンを用いて化学的に象牙芽細胞に穿孔し、細胞全体からの記録を可能にした。 I-V関係はほぼ直線で、電位依存性のチャンネルは検出できなかった。 3.象牙芽細胞膜と他の細胞とのcoupling 歯髄細胞を単離すると希に象牙芽細胞と別の細胞がくっついて分離されることがある。一方(象牙芽細胞)にガラス微小電極を介して、低分子の色素を注入すると他の細胞(樹状の細胞)に色素が広がることがわかった。 象牙芽細胞は別の細胞と機能的に結合している可能性が示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)