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トロンボモジュリンと菌周病との関係について

Research Project

Project/Area Number 08877288
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

松山 孝司  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (40253900)

Project Period (FY) 1996 – 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsトロンボモジュリン / 歯肉上皮細胞 / エンドトキシン / ELISA / 歯肉溝浸出液 / ウェスタンブロット
Research Abstract

トロンボモジュリン(TM)が内皮細胞以外に歯肉上皮細胞の膜表面においても発現しているが,歯肉上皮におけるその機能はなんら解明されていない。
内皮細胞上のTMは炎症性サイトカイン,エンドトキシンによりTMの発現が阻害されるとの報告がある。このことはTMのmRNAが抑制され,TMの合成が阻害された可能性とTMのエンドサイトーシスが促進される可能性が考えられている。TMの分子が減少することにより血栓形成が生じやすくなる点から,内皮細胞のTMは抗血栓的機能を果たす重要な役割をしている。われわれはこれまで培養歯肉上皮細胞にTM活性が存在すること並びに歯周炎患者の歯肉溝滲出液中にTM量が多く存在することから炎症を有する組織内ではTMが多く遊離されていることを明らかにしてきた。これらのメカニズムを明らかにする必要がある。今回ヒト歯肉上皮細胞ならびに臍帯由来内皮細胞を分離培養し,歯周病原因菌のエンドトキシンや炎症性サイトカインであるIL-1,TNFにより上皮細胞のTM活性ならびにTM抗原量はどのような影響を受けるかを検討した。無刺激状態でのTM活性は上皮細胞に比べ内皮細胞が有意に高い値を示した。その活性はporphyromonas gingivalis,Prevotella intermedia由来のエンドトキシン(5μg/ml)刺激で有意に上昇し,内皮細胞における反応とは逆の反応を示した。また抗原量においても上皮細胞では増加する傾向がみられた。
本研究の結果により歯肉上皮はトロンビンの存在下でProtein Cを活性化し,エンドトキシン刺激に対する影響は,内皮細胞のそれと全く異なるものであることからエンドトキシンの細胞内シグナル伝達機構が両細胞間で異なる可能性がると考えられた。

Report

(2 results)
  • 1997 Annual Research Report
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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