Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
1.実験システムの確立(担当;菅原,長坂,高橋) 平成8年度は以下の実験システムの確立を行った. (1) プレートおよびスクリュー設置部位 (2) 大臼歯圧下のメカニズム (3) X線規格写真の規格化 当初,実験動物として家兎を用いたが,口角が小さく,口腔内の処置が困難であったため,実験動物の変更を余儀なくされた.そこで大型の動物,ビーグル犬を用いて,再度,実験システムの確立を行った. 2. 実験結果の収集(担当;長坂,高橋) ビーグル犬6頭を用い,上記において確立した手法にてチタン・ミニプレート植立後に臼歯の圧下を行った.現在,3頭は7カ月間の圧下が終了し,残り3頭は圧下移動を継続している.圧下が終了した3頭の圧下量は以下の通りである. ・上顎:平均6.4mm(range;3.8〜7.8) ・下顎;平均3.3mm(range;1.7〜5.1) X線学的には上顎臼歯歯根は鼻腔底から突出し,下顎臼歯は下顎管を越えて圧下されている所見が得られた. 3. 組織学的および免疫組織学的検索(担当;長坂,高橋) 上記の実験動物を用いて,プレート界面骨組織,粘膜貫通部,鼻腔底,下顎管について組織学的に解析する。なお,組織学的検索方法としては,生体染色およびマイクロラジオグラフィー,HE染色標本,鍍銀染色のそれぞれにおいて非脱灰および,脱灰研摩標本を作成する.また,当初実験動物で計画していた免疫組織学的解析については,実際臨床で行われている対象患者の軟組織を,プレート埋入及び撤去時に微量採取し,免疫染色を行う。
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