第2のFAK族キナーゼ、CAKβ、のカドヘリンを介するシグナル受容における役割
Project/Area Number |
08878127
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
佐々木 洋子 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 講師 (60045424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 るみ子 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 研究技師
佐々木 輝捷 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 教授 (00045494)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | タンパク質チロシンキナーゼ / CAKβ / FAK / パキシリン / Hic-5 / 焦点接着 / チロシンリン酸化 / 免疫組織化学 / in situ hybridizaion / 細胞内局在性 / CBP-1 |
Research Abstract |
私達は、FAK分子族に属する第2のタンパク質チロシンキナーゼをクローン化し、これを細胞接着キナーゼβ(CAKβ)と命名した。CAKβをアデノウイルスベクターを用いてcDNAから大量発現すると、細胞の接着性が低下し、細胞の形態が変化した。CAKβに共役するシグナル伝達路を明らかにするために、CAKβC-ドメインをプローベに用いてcDNAライブラリーをスクリーニングし、CAKβ結合タンパク質(CBP-1)のcDNAをクローン化した。CBP-1は、Hic-5のヒトホモログである事が明らかになった。Hic-5は焦点接着に局在した。Hic-5のアミノ酸配列は、焦点接着局在タンパク質であるパキシリンに最も近縁であった。Hic-5とパキシリンは、そのNドメインがCAKβおよびFAKのCドメイン後半部分と特異的に結合した。抗Hic-5抗体を用いて、WFB細胞抽出液からHic-5を免疫沈降すると、CAKβが共沈した。WFB細胞におけるCAKβのチロシンリン酸化は、血清、リゾホスファチジン酸(LPA)、エンドセリンなどによる刺激、および高浸透圧刺激で亢進するが、これらCAKβを活性化する刺激でHic-5のチロシンリン酸化も亢進した。Hic-5とCAKβとの結合は、Hic-5のチロシンリン酸化に重要であることを示唆する結果が得られた。tet系やアデノウイルスベクターを用いCAKβ、Hic-5およびこれらの変異体を過剰発現し、上流及び下流シグナル伝達路を検討している。Hic-5とパキシリンとは共に焦点接着に局在するが、その機能は異なっている可能性が強く、今後の研究により、Hic-5の機能を明らかにする必要がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)