PTK7による平面内細胞極性形成機構とその形態形成における役割の解析
Project/Area Number |
08J05257
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
迫 圭輔 Osaka University, 医学系研究科, 特別研究員(PD) (50786291)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 平面内細胞極 / 初期発生 / ゼブラフィッシュ / PTK7 / Wnt / 平面内細胞極性 |
Research Abstract |
本年度は、受容体型チロシンキナーゼ様分子PTK7が初期発生の形態形成に必要な平面内細胞極性(頂部基部軸に直交する平面内に発達する細胞極性)を形成する分子メカニズムを明らかにするため、以下の実験を行った。 1.昨年度我々は、PTK7は細胞外領域を介してGalectin-1と会合することを明らかにした。PTK7による細胞間接着制御にGalectin-1が関与しているか知るため、Galectin-1ノックダウン細胞を用いて接着実験を行った。その結果、PTK7による接着制御にGalectin-1は関与していないことが分かった。 2.PTK7の初期発生過程における役割を知るために、ゼブラフィッシュ胚を用いた実験を行った。モルフォリノを用いてPTK7をノックダウンした結果、前後軸の伸長が抑制されるフェノタイプが得られた。原腸陥入時にprechordal mesodermをcaged化合物で標識しタイムラプス観察を行った結果、prechordal plateのanimal poleへの移動が抑制されていることが分かった。昨年度我々はPTK7が細胞内領域を介してPrickle1と会合することを明らかにしている。PTK7とPrickle1の相互作用が体軸伸長に関与しているか知るために、低濃度の各モルフォリノを用いたノックダウン実験を行った。その結果、PTK7とPrickle1のノックダウンによりフェノタイプがわずかに増強されることが明らかとなった。以上の結果から、PTK7は初期発生においてPrickle1と相互作用し体軸伸長に関与している可能性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)