ブラジル在住日系人の発がんにおける食事・栄養素と遺伝素因に関する研究
Project/Area Number |
09042014
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Special Cancer Research |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | National Cancer Center Research Institute and Research Center for Innovative Oncology, National Cancer Center Hospital East |
Principal Investigator |
津金 昌一郎 国立がんセンター, 臨床疫学研究部, 部長 (40179982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BRENTANI Ric サンパウロ大学, 医学部・生化学教室, 教授
HAMADA Gerso サンパウロ大学, 公衆衛生学部・疫学教室, 助教授
LAURENTI Ruy サンパウロ大学, 公衆衛生学部・疫学教室, 教授
椙村 春彦 浜松医大, 第一病理, 教授 (00196742)
若林 敬二 国立がんセンター, がん予防研究部, 部長 (60158582)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 日系移民 / ブラジル / 発がん要因 / 食生活 / 遺伝素因 / 断面調査 / 症例対照研究 / 胃癌 |
Research Abstract |
1.食事記録調査 無造為抽出した47〜75歳のサンパウロ在住日系人166名(男性 77名、女性 89名)より3日間の食事記録を得た。2世は男女とも魚と味噌汁の摂取量が少なく、油脂類、肉類、乳製品、コーヒーの摂取量が多かった。穀類、果物、野菜、牛乳に世代、性の違いは見られなかった。食事記録から栄養価計算を行った結果、蛋白質と炭水化物については摂取量及び総エネルギーに占める割合ともに性差,世代差はほとんどないが、脂質摂取については男女とも1世は2世よりも総エネルギーに占める割合が低かった。 2.症例対照研究 症例は、サンパウロの13病院で診断された、日系人胃癌 101例と非日系人胃癌 245例。対照は、性、年齢(±5歳)、人種をマッチさせた非癌患者、各 202例と245例。面接による食生活などの生活環境アンケート調査と、血液の採取によるヘリコバクター抗体・ペプシノーゲン値の測定や遺伝子多型の同定を行い、その結果を解析した。血清抗体陽性率は症例対照間で差がなく、非日系人の方が10%程高い傾向にあったが、症例では高抗体価を示す割合が有意に低かった。一方、ペプシノーゲンI値が20ng/ml未満を示す割合は、症例において有意にた高かった。組織型や胃癌の発生部位についての臨床病理学的データも約90%の症例より集める事が出来、日本の病理学者との標準化も行った。現在、解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)