生理活性糖類・硫酸化グリコサミノグリカンの構造と生合成に関する研究
Project/Area Number |
09044345
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Joint Research |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Kobe Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
菅原 一幸 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (60154449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KHOO KayーHoo 台湾中央研究院アカデミアシニカ, 生物化学研究所, 研究員
FAISSNER And ハイデルベルグ大学, 医学部, 教授
DELL Anne インペリアルカレッジ, 理工医学部, 教授
小川 智也 理化学研究所, 理事 (30087572)
LINDAHL Ulf ウプサラ大学, バイオメディカルセンター, 教授
FAESSNER And ハイデルベルグ大学, 医学部, 教授
HINDSGAUL Ol アルバータ大学, 化学科, 教授
田村 純一 鳥取大学, 教養学部, 助教授 (30221401)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | コンドロイチン硫酸D / コンドロイチン硫酸E / 神経突起 / グルクロン酸-3-硫酸 / グルクロン酸転移酵素 / N-アセチルガラクトサミン転移酵素 / プロテオグリカン / コンドロイチン硫酸 / 硫酸化 / グリコサミノグリカン / ヘパラン硫酸 / リン酸化 / オリゴ糖 / NMR |
Research Abstract |
菅原、Lindahlらは、ウシ胎児血清およびマウス肥満細胞腫に見い出したコンドロイチン硫酸合成酵素(GalNAc転移酵素II、GlcA転移酵素II)の精製を行い、性質を明かにした。小川、田村らは、化学合成によって酵素基質を供した。 菅原、Dell、Khooらは、イカ軟骨コンドロイチン硫酸Eから新規の四糖を単離し、完全一次構造を決定し、新規のグルクロン酸-3-硫酸構造を示した。 菅原とFaissnerらは、珍しい二糖単位であるD-unit[GlcA(2-O-sulfate)β1-3GalNAc(6-O-sulfate)]を含むサメ軟骨由来のコンドロイチン硫酸Dがラット脳の海馬由来の培養神経細胞に対して神経突起伸長促進活性を示すことを明らかにした。また、この活性はマウス脳の未熟なグリア細胞の産生ずるコンドロイチン硫酸プロテオグリカンであるDSD-1-PGのコンドロイチン硫酸側鎖に対する単クローン抗体473HDによって特異的に阻害されることも見い出し、D-unitが神経突起伸長促進活性に関与している可能性を指摘した。 さらに、市販のサメ軟骨由来のコンドロイチン硫酸Dを分画し、抗体に対する親和性が高い画分ほど高い神経突起伸長促進活性を示すことを明らかにした。また、抗体に対する親和性が高い画分ほどD-unitの含量も高いことも判明した。抗体カラムに結合しなかった画分は神経突起伸長促進活性を殆ど示さず、また、D-unitの含量も結合画分と比較してかなり低かった。 さらに、マウス脳から精製したDSD-1-PGをコンドロイチナーゼで分解してHPLCで分析することによって、5%のD-unitを含むことも明らかにした。このようにコンドロイチン硫酸Dの神経突起伸長促進活性にはD-unitが関与していることを強く示唆することが出来た。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)