Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重久 剛 東京家政学院短期大学, 教授 (70054640)
辻 公美 東海大学, 医学部, 教授 (30055834)
生越 喬二 東海大学, 医学部, 助教授 (30112775)
山岡 和枝 帝京大学, 医学部, 助教授 (50091038)
林 知己夫 統計数理研究所, 名誉教授 (50000188)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
前年度まで,HLA抗原遺伝子反応の人種別の頻度から,HLA抗原遺伝子と人種の関連を分析し,それが考え方や感情の現れ方など面にも関連しているのではないかというところを示した.また,年齢別のデータからは長寿とHLAの関連,あるいは,加齢によってHLA遺伝子が異なってくることもあるのではないかと考えたが,これについては十分な量のデータが得られず,今後の大きな課題となっている. 本年度は,数量化と分類の方法の実用化についてまとめてみた.内容は,胃癌の術後の合併治療の効果と患者の持つHLA抗原遺伝子の型との関連を研究する上で,HLA抗原遺伝子のパターンを数量化3類の方法で分析し,そのパターンによる型分類の実用的な簡略法を開発した.このような一見粗い方法によって,むしろHLA抗原遺伝子の役割も本質的に解明されるのではないかと考える. 方法論として,数量化3類の方法は項目反応パターンを見いだし,それによって個人を分類することができるが,その分類の特徴として項目の方の分類との関連は,分類に重要な項目の組を示すことになり,特に,この例のようなはっきりしたパターンを示す場合には,特徴づけられた項目と分類との関連を有効に利用できるということが示された.
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