Project/Area Number |
09204115
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
斎藤 秀紀 国立国語研究所, 情報資料研究部, 室長 (70000429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菱沼 透 創価大学, 文学部, 教授 (30015945)
大坪 一夫 東北大学, 文学部, 教授 (20115538)
横山 詔一 国立国語研究所, 情報資料研究部, 主任研究官 (60182713)
柳沢 好昭 国立国語研究所, 日本語教育センター, 室長 (80249911)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | データベース / 漢字の意味 / 表記 / 記憶 / 漢字 / 日本語教育 / インテリジェントパット / 遠隔地教育 |
Research Abstract |
本年度は、以下に示す4課題について研究を進めた。 1.漢字データベースと昭和41年度発行現代新聞記事の切り抜きおよび本文に対するデータベースの修正と構成処理と来年度の出版の準備を行った。また、試作したCD-ROM版データベースをサーバへ移植し、ネットワーク上で使用するための各種の実験を開始した。 2.平成9年度の調査活動から、協動学習は自己の学習活動のプロトコルが作成される。自己モニタリングが育成される。4技能を駆使するプロジェクトワークとなる。自己評価につながるとの知見が得られた。開発活動からは、PCとアプリケーションとの間に生じた問題、ネットワーク端末間にル-タが位置すると生じるフォントやレイアウトの問題について、現在研究協力者であるIntelligentPadの開発関係者と協議中である。 3.漢字と仮名の表記形態の差異が、単語記憶に及ぼす影響を心理学的に検討した。漢字は、仮名よりも豊富なパターン性と画像的特性を有するので、漢字表記項目で画像優位性効果に類する減少が生じやすくなり、仮名表記項目を上回る再生成績がもたされると予想した。実験の結果、この予想が支持され、漢字の視覚的記憶系における役割のモデルが提案された。 4.「英日漢計算機詞彙」(中国科学院)の入力の継続およびファイルの修正を行った。また、上記のファイルに出現する漢字のうち、出現頻度の高い漢字について、一般語(主として小説の言語)における意味・用法を調べ、表にまとめた。
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