指点字の理解機構と聴覚障害児の抑揚概念獲得支援方式の研究
Project/Area Number |
09207203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
市川 熹 千葉大学, 工学部, 教授 (80241933)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
絹川 博之 (株)日立製作所システム開発研究所, 研究主幹
堀内 靖雄 千葉大学, 工学部, 助手 (30272347)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 指点字、 / 盲聾者、 / 打点時聞長、 / 文節、 / キーワード |
Research Abstract |
全国で約2〜3万人おられると言われている視聴覚重複障害者(盲聾者)はコミュニケーション手段として音声や手話を用いることが出来ない。地震などの非常時災害時には最も厳しい情報弱者となる人々である。1日24時間の殆どをボランティアの支えに頼わざるをえないのが現状である。点字の出来る盲聾者の中には、指点字によって実時間で対話などのコミュニケーションを可能にしている方々がおられる。指点字とは、点字の堪能な健聴者が音声を聞きながら、聴覚障害者の両手の指などを点字キーボードと見立てて、実時間で打って行くものである。しかし、どの様なメカニズムで実時間コミュニケーションを可能としているのかについての科学的・技術的解明はこれまでなされてこなかった。 提案者は、代表的実時間コミュニケーション・メディアである対話音声において、イントネーションやアクセント、リズムなどの抑揚が極めて重要な役割を果たしていることを学会などにおいて早くから主張し、実証的研究を示してきた。指点字においても抑揚に相当する情報があるとの仮説を立て、その解明を進めつつある。この情報は、先天聾児のアクセント発音訓練などにも活用出来よう。 本年度は指点字の時間構造を解析するための手段の準備を進めた。また、この測定手段を用いて時間構造の分析に着手した。実際に盲聾者の指点字支援ボランティアを行っている者に、この装置手段を用いて指点字文を打点してもらい解析を行った。データ数71文、232文節について分析した。その結果、各点字時間長は平均的に安定した時間長を有するが、文節の末尾の音節の打点時間が相対的に長く、文節の範囲の理解を容易にしていることが解った。また質問文に対する答の文では、答のキ-となる単語の前と最後の音節が特に長く打たれ、キーワードの理解を助けるような打点がなされていることが解った。
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Report
(1 results)
Research Products
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