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日常相互作用文脈における語彙発達

Research Project

Project/Area Number 09207220
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionSophia University

Principal Investigator

荻野 美佐子  上智大学, 文学部, 助教授 (70185528)

Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords言語発達 / 母子相互作用 / 平均発話長(MLU) / CHILDES / 場面
Research Abstract

一人の女児の2歳の誕生日から5歳の誕生日までの家庭での縦断観察を行い、子どもが家庭の日常生活でどのような言語を用いているかの、周囲は子どもにどのような入力を行っているのかを明らかにすることを目的に、子どもの発話と相互作用を中心に録画記録の転記作業を行った。転記作業は4歳までについてほぼ終了した状態である。書き起こしたデータを、CHILDESのデータベースとするために、日本語児の言語分析ソフトであるJCHATシステムにより入力し、自立語と付属語を分けてカウントするやり方でMLU(平均発話長)の算出を行った。MLUについては、子ども、母親の発話者別、場面別(遊び、食事、絵本、日常ルーティンなど)に算出し、個人内変動および場面による母子間の関連について分析した。また、1事例でのMLU値の解釈の補助として、11例の20か月児の遊び場面の母子相互作用の言語を分析し、これとの比較を行った。さらに、MLU値の安定性をみるために、50発話、100発話、特定場面全体での算出を行って検討した。
JCHATのコーディングについては、いくつかの問題点があるものの、MLU値については、場面間の変動が大きく見られること、対象とする発話数に関しては、50発話以上ではかなり安定性が高いことが確認された。コーディング上の問題点を整理した後、さらに複数の場面間の変動を調べることが次の課題として考えられた。また、同じ遊び場面においても時間の経過に伴い、母子の相互作用のパターンが変化し、これに伴ってMLU値の変動がみられることが確認され、相互作用の質的側面の指標としてMLU値の変動を利用する可能性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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