Project/Area Number |
09210212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
江崎 ひろみ 東京工芸大学, 工学部, 講師 (90213545)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | サブ・ポアッソン光 / 光子数スクイージング / 微小共振器 / 励起子 / 2光子吸収 |
Research Abstract |
光の波長程度の大きさの微小共振器中で輻射場と物質を強く結合させることによって相互を量子的に制御することが可能になってきている.本研究はこのような系において量子光の1つであるサブ・ポアッソン光の発生を理論的に解明することが目的である.物質系としては輻射場と強く結合する励起子系が最適であるが、励起子系による2光子吸収を利用することにより、強力な光子数スクイージングが得られることがわかった.パンプノイズや共振器からの光子の漏れなど散逸がある場合には定常的に大きなスクイージングを得ることは難しいが、この場合でも過渡的には大きなスクイージングが得られることがわかった.以上は共振器内の光子統計に対する結果である.現実的には共振器から出てくる光子の統計が重要である.共振器外の真空場との結合を考慮したとき、ある条件の下では真空場との干渉効果により約90%の強力なスクイージングが得られることがわかった.
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