有機分子炭素同位体比測定による生物大量絶滅事変記録の解析
Project/Area Number |
09214217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
石渡 良志 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90087106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 修一 創価大学, 教育学部, 教授 (20182628)
奈良岡 浩 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20198386)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 大量生物絶滅 / 白亜紀 / 第三紀 / K / T境界 / 有機物 / 炭素同位体 / PAH |
Research Abstract |
本研究の目的は、地層試料中のバイオマーカーの分子組成と炭素同位体比の測定を行ない、生物生産活動環境の情報の解読を行い、バイオマーカーの分子炭素同位体比測定の地球史解読における意義を明らかにすることにある。以下の研究を行った。 (1)研究対象として白亜紀/第三紀(K/T)境界の大量生物絶滅事変を取り上げ、有機・同位体地球化学記録の解析を行った。試料はCaravaca地域(北部スペイン)で採取した。特にK/T境界における多環芳香族炭化水素(PAH)の組成変化を調べ、境界時において森林火災が大気中の酸素が不足状態で起こっていると推論された。 (2)暁新世末の大量生物絶滅事変をニュージーランド・Tawanuiセクションで採取した試料を用いて研究された。この時期大気の二酸化炭素の炭素同位体比が軽い方向に変動したことが陸域および海域の有機分子の炭素同位体比から推定されたが、これらの解析が詳細に行われた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)