高イオン導電性高分子固体電解質の創製とそのエネルギー貯蔵デバイスへの応用
Project/Area Number |
09215240
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
松田 好晴 関西大学, 工学部, 教授 (90028986)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門川 幸宏 関西大学, 工学部, 助教授 (20067648)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
|
Keywords | ゲル高分子電解質 / PVC / PVP / PVP-PVAc / 電気二重層キャパシタ / リチウム二次電池 / 導電率 / リチウムイオン輸率 |
Research Abstract |
ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ならびにPVPとポリ酢酸ビニル(PVAc)の共重合ポリマーをベースポリマーとするゲル高分子電解質を開発した。ゲル電解質に含有させる電解質塩には各種のリチウム塩、および四級アンモニウム塩あるいは四級ホスホニウム塩を用いた。また可塑剤にはプロピレンカーボネートやγ-ブチロラクトンなどを用いた。これらのうち、PVP-PVAc共重合高分子ゲル電解質は本研究者らによって初めて発表されたものである。 これらのゲル高分子電解質のイオン導伝率は常温で約10^<-3>・Scm^<-1>と高く、またPVP系およびPVP-PVAc系のゲル電解質中ではリチウムイオンの輸率も約0.6と高い値を示した。このような観点から、これらの高分子電解質はリチウム二次電池用としても期待できるものと考えられる。また、これらを用いて電気二重層キャパシタを試作したが、その電極の容量は約25F・g^<-1>と高い値を示した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)