細胞外マトリックス各成分から再構成した超分子構造体
Project/Area Number |
09217210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
林 利彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60090528)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 保忠 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (40201339)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | V型コラーゲン / XI型コラーゲン / ヘパリン / ヒドロキシリジン / I型コラーゲン / II型コラーゲン / コラーゲン線維 / 線維の径 |
Research Abstract |
コラーゲンタンパク質には多数の分子種が存在し、分子種に特異的な会合体を形成している。超構造と分子の構造の関係で未だ未解明のものにV型コラーゲンおよびV型コラーゲンと分子構造的に相同性の高いXI型コラーゲンがある。本年度はV型コラーゲンから再構成される会合体構造と分子構造の関係を明らかした。1),V型コラーゲンはヘパリンとの親和性の違いにより、α1(V)_2α2(V)の組成のものとα1(V)α2(V)α3(V)の組成のものに分離した.XI型コラーゲンは軟骨のペプシン処理により可溶化された画分から、ヘパリンとの親和性を利用して分離した。2),らせん部位だけからなるV型コラーゲン、XI型コラーゲンについて会合体形成能および会合体構造を検討した。これらの全てはどれも中性のpH,生理的な条件下で細い線維を形成した。V型コラーゲン線維が細いのは、そのらせん部位の特徴に依存することを証明し、このことの理由について新仮説を提唱した。それはコラーゲンらせん部位中のグルコシルガラクトースを結合したヒドロキシリジンが線維の径を限定するというものである。I型コラーゲン、II型コラーゲン、V型コラーゲンの2つの亜型の再構成線維の径の平均値はV型コラーゲン、II型コラーゲン、I型コラーゲンの順に大きくなる。糖鎖の結合したヒドロキシリジンはらせん構造の表面に突き出している推定される。糖鎖の結合したヒドロキシリジン残基の数はV型コラーゲンで最も多く、II型コラーゲンの方がI型コラーゲンより少し大きい。すなわち、再構成コラーゲン線維の径と糖鎖を結合したヒドロキシリジンの含量とは逆相関している。V型コラーゲンのどちらの亜型も適当な条件下ではI型コラーゲン線維と相同な横紋(67nmの周期)を有する線維を形成した。V型コラーゲン再構成線維のI型コラーゲン線維と際だったもう一つの特徴は線維に分岐がないことである。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)