Project/Area Number |
09217229
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤田 茂夫 京都大学, 工学研究科, 教授 (30026231)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 静雄 京都大学, 工学研究科, 助教授 (20135536)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 有機薄膜 / 超構造 / 多層構造 / 分子分散構造 / タイプI型エネルギー構造 / エレクトルミネセンス |
Research Abstract |
本研究は、有機薄膜の光機能の発現に着目し、それに望ましい界面の超構造を明らかにし、それを制御することを目的として行ったものである。以下に、得られた結果を示す。 1.界面の制御を行う対象として、多数の界面を持つ多層構造を取り上げた。AFMの観察により、有機薄膜同志の界面では、分子レベルで平坦なアモルファスの超構造を持つことが明らかになった。 2.有機薄膜の多層構造において、発光の機能にふさわしい超構造を検討した。その結果、アルミニウムキノリノール錯体とオキサジアゾール系材料の薄膜多層構造が、type-I型のエネルギー構造をとることを、光物性評価から明らかにした。エネルギーの低い状態への緩和時間がpsレベルと早いことがわかった。 3.発光の機能の発現にとっては、分子の分散構造においても多層構造と同様の効果を持ち、psレベルの緩和時間でのエネルギー移動が生じることがわかった。 4.多層構造や分子分散構造を発光素子に応用し、単層膜に比べて数倍高い量子効率での発光を得た。これにより、光機能に望ましい超構造としての、界面構造の特質が明らかになった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)