高スピン有機ラジカルと遷移金属イオンの自己集合・集積による分子磁石の構築
Project/Area Number |
09217253
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
井上 克也 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (40265731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細越 裕子 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (50290903)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 分子磁石 / 3次元ポリマー錯体 / フェリ磁性体 / 磁気構造 / 磁気異方性 / 高温分子磁石 |
Research Abstract |
数年前に我々が提案した、高スピンポリニトロキシドラジカルと遷移金属イオンの自己集合組織化現象を用いた分子磁性体の構築方法を用いて構築した三次元分子磁石の磁気構造の解明を行った。 三次元磁性体(T_c=46K)はニトロキシドラジカルとマンガンイオンが一次元鎖を作り、更に一次元鎖間をマンガンイオンで橋掛けした、Crossed-Parallel構造を持っている。 常磁性領域の磁化率を、分子場近似を用いた式でシュミレーションを行い、鎖内強磁性相互作用、鎖間強磁性相互作用を見積もった。 常磁性領域の磁性解析の結果、この三次元分子磁石は化学構造は三次元的であるのに対し、磁気的には一次元性が強いことが明らかになった。すなわち、一次元鎖内の相互作用は強く相互作用しているのに対し、鎖間相互作用は非常に弱いことが明らかとなった。また磁気異方性についても明らかにすることができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)