Project/Area Number |
09218247
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
滝田 祐作 大分大学, 工学部, 教授 (30038054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西口 宏泰 大分大学, 工学部, 助手 (10274739)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | NO還元分解 / SAPO / APSO / 反応機構 / 触媒 |
Research Abstract |
Cu-SAPO-34によるNO還元反応に対する水蒸気とSO_2の共存効果について調べた。水蒸気を6.8%共存させるとNO転化率は非共存時の約1/2に低下した。これに200ppmのSO_2を共存させると、500℃以下の転化率がさらに低下した。水蒸気を共存させるとプロピレンの燃焼活性は増大するが、SO_2の共存により、著しく燃焼活性は低下し、500℃でプロピレン転化率は100%となった。両方が共存すると非共存時よいCOの生成が著しく増大することから、SO_2は酸素の吸着点に吸着して、酸素の吸着を阻害しているものと考えられる。 骨格にCoイオンを導入し、Cuイオンで交換したCu-CoAPSO-34はCuイオン交換量が小さくてもCu-SAPO-34と同程度の活性を示す。そこでこの触媒を用いて水蒸気とSO_2の共存効果について調べた。この触媒は水蒸気が7%程度共存した時には活性の低下はそれほど大きくなく全温度領域にわたって約10%程度低下した。これにさらに200ppmのSO_2を共存させたところ、500℃以上で活性の低下が見られたが、400℃以下でほとんど見られなかった。400℃までは骨格構造の変化は見られなかったが、700℃での反応後の触媒はAIPO_4とCo_2P_2O_7のXRDピークを与えた。この触媒はSO_xを含む400℃以下の燃焼排ガス処理の有望な触媒であることがわかった。
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