有機材料による近赤外域多機能マイクロチップ光パラメドリック発振器の研究
Project/Area Number |
09222207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
平等 拓範 福井大学, 工学部, 助手 (50216595)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 喬郎 福井大学, 工学部, 教授 (90006247)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | OPO / マイクロチップレーザー / 有機非線形光学結晶 / CMTC / AANP / 共振器内部SHG / KTP / 有機材料の加工 |
Research Abstract |
本研究は、半導体レーザー(LD)励起共振器内部SHG型マイクロチップレーザーに有機非線形光学材料を組み合わせ、波長900〜1100nm領域の出力を自由に取り出すことを目指した超小型光パラメトリック発振器(OPO)システム開発を目的として実施され、以下のような知見を得た。 [1]有機非線形材料の評価 これまで、熱的、機械的に堅牢とされた有機金属CMTCの研磨、コーティング法を確立し評価を進めてきたが、損失が高いためOPO閾値以前に破壊が生じることが実験的に確認された。そこで、非線形光学定数が高い材料として、近年開発されたAANPの評価を行った。これまでに、色素レーザーを用いてパラメトリック発生の確認に成功している。 [2]共振器内部SHG型Qスイッチマイクロチップレーザーの開発 OPOの励起源となるLD励起共振器内部SHG型Nd:YVO_4マイクロチップレーザーの最適化を進めてきた。CMTC用に研究を行い532nm発振で、尖頭出力1.5kW、繰り返し400Hzの特性を共振器長25mm程度の小型構成で得ることに成功している。現在、AANP励起用に、マイクロチップレーザーをNdの1.3μm発振のSHGによる670nm発振に改造中である。 以上、本研究を実施することにより、マイクロチップQスイッチレーザーと小型OPOの要素技術を確立した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)