自己支持性有機薄膜を用いる位相制御と光変調への応用
Project/Area Number |
09222218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山田 淳 九州大学, 工学部, 教授 (30136551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新留 康郎 九州大学, 工学部, 助手 (50264081)
米村 弘明 九州大学, 工学部, 講師 (40220769)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 超薄膜 / 光第二高調波発生 / 交互吸着 / 光変調 |
Research Abstract |
本研究では、当研究グループで独自に開発した高分子溶液の水面展開によって得られる自己支持性のSHG活性超薄膜を活用した光制御技術の研究を展開した。 1.超薄膜の光干渉効果と利用 Ru2C16BとC18Stilを担持したMMA超薄膜について干渉実験を行った。同じ水面側を向けて配置した場合に、両者で干渉パターンが判定し、両者で分極の方向が逆であることがわかった。 2.表面化学修飾によるSHG機能の付与 無水マレイン酸骨格を持つPMAO超薄膜を水面展開によって作成し、DO3と反応させた。この膜から明瞭なSHG信号が観測された。吸収スペクトルなどから、表面反応の進行が明らかとなった。 3.電気光学(EO)効果 DRl/PMMA超薄膜を10層重ねた膜のEO効果を測定した結果、印加電場の符号によりEO効果の異方性が観測された。その原因について現在は検討中である。 4.交互吸着法によSHG活性超薄膜の創製 ポリカチオンとポリアニオン、ポリカチオンとアニオン性色素との交互吸着膜を作成した。周波数変化や吸収スペクトル変化から、一定濃度の交互吸着が起こっていることを確認した。吸着膜のSHGについて検討した結果、明瞭なSHG信号が観測された。交互吸着によって非等方的な配列形成が可能であることがわかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)