SSM/Iを用いたユーラシア大陸における大気・陸面相互作用の実態解明
Project/Area Number |
09227208
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
安成 哲三 筑波大学, 地球科学系, 教授 (80115956)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 伸彦 筑波大学, 地球科学系, 助手 (30282304)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
|
Keywords | 積雪 / 面積 / マイクロ波 / NOAA / NESDIS / 土壌水分 / 植生 / SSM / I / 地形 |
Research Abstract |
本研究では,マイクロ波センサーSSM/I の2つのチャンネルの輝度差を雪温で補正したアルゴリズムによる乾積雪水量データ(小池、1998)を用いて、ユーラシア大陸の広域積雪域と、従来のNOAA/NESDIS作製の積雪面積データとの対応を、特に植生の違いに着目して系統的に調べた。その結果、60N付近のシベリア地域では、積雪をNOAA/NESDISに比べ、過小評価している傾向が強く、チベット高原ではむしろ、過大評価している傾向が強いという、系統的な相違が存在することが明らかになった。 そこで、60N付近とチベット高原でのSSM/I 積雪深を、植生と地形との関連で、さらに詳しく解析した結果、60N付近では、針葉樹林が、SSM/I積雪を系統的に過小評価してしまうことが明らかになった。一方で、チベット高原においては、ツンドラの永久凍土による影響はみられず、主に地形によって積雪深の誤差が生じていることが示唆された。このチベット高原付近におけるSSM/Iの積雪深の過大評価の原因を明らかにするには、地形のみならず、地表面温度、地表面土壌水分などの地表面情報をさらに詳しく調べる必要がある。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)