海洋性エアロゾルによる散乱光特性と海洋物理量への影響に関する研究
Project/Area Number |
09227216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 神戸商船大学 |
Principal Investigator |
石田 廣史 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (60031473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 一彦 気象庁気象研究所, 気象衛星・観測システム研究部, 主任研究員
香西 克俊 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (30186613)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 海洋性 / エアロゾル / 散乱光 / 海洋物理量 / 大気補正 |
Research Abstract |
神戸商船大学練習船深江丸、運輸省航海訓練所練習船青雲丸と北斗丸、及び関西汽船フェリーくろしおの船上にて、大阪湾や東京湾、瀬戸内海、太平洋側四国沖、千葉沖などの沿岸海域においてエアロゾルによる放射散乱光特性と海色、海温の観測を実施した。本年度の研究では、主に海上での放射散乱と海色の観測データの蓄積と基礎解析を行った。サンフォトメーターよる太陽直達光観測の解析結果では、エアロゾルの光学的厚さτ_<α.550>は約0.15〜0.20程度の値を示し、またオングストローム係数は約1.5〜2.5程度の値を示した。これらの値は陸性エアロゾルによる影響が大きい沿岸域の値と考えられる。しかし、陸域の影響の少なく海洋性エアロゾルによる影響が大きい海洋域の値は光学的厚さは0.1以下の値を示し、オングストローム係数も大きくばらつきだし信頼性にない値を示した。大気の清涼な海洋域でのサンフォトメーターによる測定には限界があると考えられる。 沿岸域における簡易型偏光放射計による散乱角90度における放射散乱光観測の結果は偏光度が約60〜70%となり、そして偏光度の日変化が認められた。海洋域での偏光度は沿岸域より高く約70%を示した。播磨灘において神戸商船大学練習船深江丸の船上で、天空と海面を対象に多波長分光放射計により分光放射輝度観測を行った。海面を対象とした分光放射輝度曲線と、白板を対象とした分光放射輝度曲線から海面を対象とした分光反射率を求めた。今後は現場で観測した分光放射輝度データから算出された分光反射率と衛星データを基に各モデルより推定された分光反射率を比較する。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)