人工不斉源から誘導される新規光学活性高分子の合成およびその応用
Project/Area Number |
09232210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西郷 和彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80016154)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 人工不斉源 / キラル高分子 / フラーレン |
Research Abstract |
C_<60>誘導体は、各種の導電性材料、光学材料への応用が期待されている。その中でも主鎖にC_<60>を含むパールネックレス型高分子は新規材料として注目を集めている。そこでC_<60>二付加体を原料として、パールネックレス型高分子を合成することを目的として検討を行なった。 まずモノマーとして、C_<60>と同様の共役性を有するC_<60>フラ-レノ二酢酸を用いることを考え、その合成法を検討した。その結果、C_<60>に二当量のジメチルスルホニウムエトキシカルボニルメチリドを反応させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて分離精製することによりC_<60>フラ-レノニ酢酸エチルエステルのe-体およびtrans-1-体の二つの付加体を単離することができた(収率17%および12%)。続いて、これらを水素化ナトリウムおよびメタノールで処理することにより、モノマーとなるジカルボン酸(e-体(1)およびtrans-1-体(2))を得た。 次に、亜リン酸トリフェニル、ピリジン存在下、1および4,4'-ジアミノジフェニルエーテルを反応させることにより、主鎖にC_<60>を有するポリアミドの合成を試みた。その結果、高収率で目的とするポリアミド(Mw=30,000)が得られた。また、同様の手法により2と4,4'-ジアミノベンゾフェノンの縮合により、対応するポリアミド(Mw=80,000)を得ることができた。このように、C_<60>フラ-レノ二酢酸(1,2)を原料とする高分子合成により、パールネックレス型高分子の合成に成功した。また、得られたポリアミドのUVスペクトルから、これらのポリマーでは、それぞれのモノマーよりも長い共役系が実現されていることを見出した。
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Report
(1 results)
Research Products
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