らせんや分子不斉を不斉源とする新規液晶性高分子の合成
Project/Area Number |
09232224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
川上 雄資 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 教授 (80109280)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | スピラン / 分子不斉 / 光学活性 / らせん / 重縮合 / 重付加 / コンホメーション / 液晶 |
Research Abstract |
立体規則性ポリマーを合成することを目的として、分子不斉を有する化合物や不斉ケイ素原子を有する化合物を合成し、それらを重合して得られたポリマーの構造について検討するとともに、ポリマーのもつ物性を構造と相関させて検討している。 光学活性なアリルメチルフェニルシランを、自己ヒドロシリル化反応により重付加した結果、得られたポリマーはモノマーの光学純度を反映し、アイソタクチクリッチであることを^1H NMRスペクトルより明らかにした。(Macromolecules 31(2)551(1998),submitted to J.Org Chem.) このポリマーの熱的性質について示差走査熱量測定(DSC)により評価したところ、ラセミ体のアリルメチルフェニルシランから重合したポリマーに比べ、ガラス転移温度が約10℃高くなっていることを見いだした。(Submitted to J.Org.Chem.) 一方、光学活性なスピランジカルボン酸誘導体を合成することにも成功し、剛直なジアミン誘導体との重縮合について検討した。その結果、得られるポリマーは、モノマーよりもはるかに高い旋光度を有することがわかった。(Polym.Bull.to be submitted)
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)