Project/Area Number |
09234227
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
森田 孝夫 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (90107350)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 厚司 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 講師 (80153980)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 阪神・淡路大震災 / 震災対応 / 医療施設 / 区役所 / 保健施設 / 復興 |
Research Abstract |
本研究は、都市の地域施設が、震災避難・復旧のコミュニティ活動の拠点としての最適な役割を果たすための対応システムを構築することが目的である。研究実績をまとめると次の通りである。 1 被災地内拠点5病院におけるロビ-等の共用空間の震災時対応の調査結果の分析から、避難者の一次受入れ先としての混乱もみられたが、共用スペース周辺の機能配置と空間構成の条件が継続的な救護・医療活動に大きな影響を与えたことを明らかにした。 2 神戸市5区の区役所保険部複合施設の震災時対応の調査結果から、地域密着型保険複合施設として行政機関と連携し、復興期にかけても救護支援、被災地域における生活支援の拠点としての役割を担ったことが明らかになった。 3 地震被害の状況に対する被災者の心理調査を行い、恐れや悲しさが根強く残っていることが判明し、復旧・復興のあり方を構想することができた。 4 神戸市都心部の建物の復旧・復興状況を、地震前の写真記録と比較しながら調査した。その結果、仮説的に建物を復興する傾向と、建物を高層化して復興する傾向がうかがえた。景観心理調査から、仮説的な建物に対しての批判が多いことがわかった。 5 復興の時系列名変化を新聞記事等の収集より整理し、復興問題が住宅問題に集中していることが明らかになった。
|