Project/Area Number |
09235234
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
石浜 明 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80019869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 信之 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 助手 (90173434)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 転写制御 / 転写装置 / 蛋白質間相互作用 / 蛋白質DNA相互作用 / RNAポリメラーゼ / 人工プロテアーゼ / 人工ヌクレアーゼ |
Research Abstract |
大腸菌RNAポリメラーゼは、α_2ββ'σのサブユニット構造をもち、亜鉛を含む金属酵素である。転写調節蛋白因子やDNAの転写調節シグナルとの相互作用による、その機能特異性、特に転写対象遺伝子選択特性変換機構の解明を目的として、各種の転写因子やDNA調節シグナルとの接触実体の解明を目指した。まず分子間接触に異常をもつRNAポリメラーゼ変異体を単離し、変異部位の分析から、RNAポリメラーゼ分子上にそれらの接点を推定した。これら遺伝解析から得られた結果をより直接的に検証する目的で、本年度はふたつのサブユニットα及びσ上の推定接点領域のアミノ酸をシステインに置換し、本研究で開発した核酸及び蛋白質切断活性をもつ化学試薬Fe-BABEを結合した。サブユニット結合Fe-BABEによる接触相手蛋白質またはDNA分子の切断部位を配列分析から決定することに成功した。これらの成果は、転写研究に新たな突破口を開いたのみならず、生体における分子間相互作用解析のために、新たな研究方法を開発した意義としても評価された。
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