Project/Area Number |
09238103
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
村井 真二 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00029050)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真島 和志 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (70159143)
直田 健 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教授 (20164113)
澤村 正也 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (40202105)
溝部 裕司 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40175609)
水野 一彦 大阪府立大学, 工学部, 教授 (10109879)
光藤 武明 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90026344)
村上 正浩 京都大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20174279)
岩澤 康裕 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40018015)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥148,000,000 (Direct Cost: ¥148,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥56,600,000 (Direct Cost: ¥56,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥61,200,000 (Direct Cost: ¥61,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥30,200,000 (Direct Cost: ¥30,200,000)
|
Keywords | 新反応 / 新概念 / 遷移金属元素 / 炭素共有結合 / 有機化合物 / 新現象 / 触媒反応 / React IR / 単一金属系 / 典型金属元素 / 有機合成 / 触媒 / NMR / 遷移金属 / 典型元素 / DNA |
Research Abstract |
当初から述べているように、本研究では単一金属系新反応の分野における新概念の開拓と蓄積をはかり、合成化学的応用に結びつけることを目的としている。これらの単一金属としては遷移金属元素や前周期遷移金属元素を主にとりあげ、典型金属元素もとりあげている。 本年度も引き続き、炭素共有結合形成のための新手法の開発を行った。そのため、遷移金属元素を中心として、これらと種々の型式の有機化合物ないし、有機化合物中の官能基との相互作用を極めて広範囲に調査し、これらを通じて得られる異常現象、非古典的現象の芽を蓄積し、専門の異なる研究者がチームをつくりつつ、これらの新現象の普遍化への方策を開拓した。 研究成果の一例として、前年度に導入した高性能な核磁気共鳴吸収装置は、引き続き順調に稼働しており、C-H/オレフィンカップリング反応機構をさらに深く追及していくことができた(村井)。14族有機金属化合物の光誘起電子移動反応の新たな解明にむけての成果が得られた(水野)。また、炭素間単結合間に分子内のオレフィンが挿入するという新触媒反応を見い出した(村上)。 さらに、本年度導入した反応解析モニタリングシステム(React IR 1000)は順調に稼働しており、反応の機構や経路についての重要なデータを鋭意蓄積しつつある(澤村)。 全体として、本年度は計画通り順調に研究が進展したといえる。
|