Project/Area Number |
09238241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
今村 速夫 山口大学, 工学部, 教授 (60136166)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒多 喜久 山口大学, 工学部, 助教授 (40211263)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 希土類 / ランタニド / 触媒 / 液体アンモニア / バイメタリック触媒 |
Research Abstract |
希土類元素は新しい触媒材料としての利用が注目されている。本研究では、希土類素の触媒化学的側面を明らかにすることを目的として、低原子価な希土類触媒、とりわけ希土類金属の液体アンモニアへの溶解性を利用して調製できる低原子価な金属アミドやバイメタルの触媒作用を検討していく。 希土類金属のうちEuとYb金属が液体アンモニアに溶解することはよく知られている。このアンモニア溶液に種々のマトリックス物質を加えることにより、希土類元素はマトリックスによって様々な状態で存在した生成物を与える。そこで本年度は以下の点について検討した。 (1)活性炭をマトリックスとして、希土類金属の溶解した液体アンモニア溶液に浸漬すると、活性炭上に高分散した希土類ジアミドやトリアミド、さらに熱処理することによってイミドに変化することがわかった。また、それぞれの状態での希土類の触媒作用を調べた。 (2)Ag/SiO_2,Cu/ZrO_2,Ni/SiO_2などの担持遷移金属をこの液体アンモニア溶液に加えると希土類金属と容易に反応して新規な希土類系のバイメタル触媒が調製できることを見いだした。二元系にすることによって発現が期待される種々の複合効果を通して、希土類金属の触媒化学的性質を検討した。
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