Project/Area Number |
09244101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大野 英男 (大野 秀男) 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (00152215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶽山 正二郎 千葉大学, 理学部, 教授 (20163446)
吉田 博 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (30133929)
岡 泰夫 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (60013520)
西澤 潤一 (財)半導体研究振興会, 半導体研究所, 所長 (20006208)
吉野 淳二 東京工業大学, 理学部, 教授 (90158486)
望月 和子 岡山理科大学, 理学部, 教授 (90029413)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥21,000,000 (Direct Cost: ¥21,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Keywords | 半導体 / 超構造 / スピン / 希簿磁性半導体 / 希薄磁性半導体 |
Research Abstract |
特定領域研究「スピン制御による半導体超構造の新展開」では、平成9-11年度の3年間、スピン物性を顕著に発現する半導体超構造の作製法の確立とそのスピン物性の解明・制御、およびそれらのデバイス応用の観点から4つの研究班を組織し研究を進めた。特定領域研究が終了した本年度、総括班は、(1)特定領域研究の研究成果を発表し世界に情報発信をするとともに、内外の研究者が研究成果を発表することができる国際会議を開催、(2)和文の研究報告書のとりまとめ、(3)英文の研究報告書と論文集の作成、(4)報告書の主要部分のインターネット上への公開を行った。 具体的には、以下の通りである。平成12年9月13-15日の3日間、仙台国際センターにおいて17カ国から162名(うち69名は海外から)の参加者を集め、「半導体中のスピン関連現象の物理と応用に関する国際シンポジウム(PASPS2000)」と題して国際会議を開催した。会議では、17件の招待講演を含む132件の論文が発表された。プロシーディングスは学術雑誌Physica Eに発表される。会議中に海外からの参加者の要請で急遽第2回目の会議を2002年にドイツ・ウルツブルグ大学で開催する運びとなった。報告書に関しては、和文171ページ、英文700ページ(論文別刷含む)の2冊をまとめ、主要部分を http://www.ohno.riec.tohoku.ac.jp/projectreport/japanese/indexJ.htm及び http://www.ohno.riec.tohoku.ac.jp/projectreport/english/indexE.htmにて公開した。 本特定領域研究では、Nature,Scienceに4件の論文を発表したのをはじめ、半導体中のスピン応用に関する多くの知見を得た。米国では本領域研究に範を取り、新たにSpins in Semiconductorsなるプロジェクトが10倍の研究費規模で開始された。このように本領域は「半導体中のスピン」を一つの領域として国内外において確立することに成功した。同時に、本特定領域研究が先駆けて開拓した領域において、世界的にリードし続ける組織的対応が求められている。
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