モ-バイル環境への適応を具体例としたオペレーティングシステム発展機構に関する研究
Project/Area Number |
09245211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
多田 好克 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (30179709)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | カーネルの発展性 / カーネルの拡張性 / lkm:loadable kernel module / マイクロカーネル / 単層カーネル / plkm:protected loadable kernel module |
Research Abstract |
近年、カーネルの発展性(extensibility)に関する要求が高まっている。新しい概念のハードウェアの出現や様々な応用プログラムの需要に応えるためには、発展性のあるカーネルが必要なのである。既存のカーネル発展機構には、マイクロカーネルとカーネルモジュール取込み(lkm:loadable kernel module)とがある。今年度の研究では、前者には発展部実行時の処理効率に、後者には発展部開発時の安全性に、それぞれ問題があることを明らかにした。また、これらの欠点を補った保護付きモジュール取込み(plkm:protected loadable kernel module)の概念を提案した。今後、本研究では、保護付きモジュール取込みの得失および実現法を考察し、最終的にはその実現を試みる。さらに、モ-バイル環境で多用される複製ファイルの間での一貫性を維持するプログラムを対象にして、保護付きモジュール取込みに要求される機能などについても考察する。
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Report
(1 results)
Research Products
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